2月も半ばとなり、いよいよ春本番! 子どもの新入園・新入学から春の運動会、ゴールデンウイークの行楽シーズンまで、「ビデオカメラシーズン」のスタートももう目の前だ。
そこで今回から集中連載形式で、2012年春モデル・デジタルビデオカメラの選び方をお届けしていこう。新しい機能や魅力的な特徴を備えたモデルが増えているので、それらを俯瞰しつつ、皆さんのニーズに合ったビデオカメラ選びをサポートしていきたい。
覚えておきたい2012年春モデルのトレンド
キヤノン、JVCケンウッド、ソニー、パナソニックの4社から、ハイビジョンビデオカメラの最新モデルが出そろった。メーカー別やユーザーニーズ別のおすすめ機種を紹介する前に、まずはビデオカメラの最新トレンドから紹介していこう。
■動画デジカメの登場でビデオカメラは“斜陽”か!?
ビデオカメラのトレンドを見ていく前に気になるのは、「動画対応デジカメで十分ではないのか?」ということではないだろうか。ビデオカメラと同じAVCHD規格対応(BDレコーダーなどに取り込みやすいのが利点)の動画デジカメは少ないが、フルハイビジョン動画撮影に対応するモデルは数多い。
フルHD対応動画デジカメなら、動画も撮れるし静止画も撮れる。何も大きくて持ち運びに不便なビデオカメラを持たなくてもいいのではないかと思う人も多いことだろう。
ズバリ結論から言うと、「場合によってはフルHD動画対応デジカメでも十分」だ。ただし動画デジカメはいろいろな制約があるので覚えておきたい。
動画デジカメは画質、手ブレ補正ともに十分常用できるレベルになっている。ただしどちらもビデオカメラに比べると一歩劣るのは間違いない。特に音質はビデオカメラに比ぶべくもない。ズーム時に機械音が入り込みやすいことからズーム速度に制限が設けられていることも多く、このためズームの使い勝手もビデオカメラに比べてかなり劣っている。
デジカメスタイルのためホールド感も悪く、長時間の録画にはコツと慣れが必要だ。デジカメの場合、1回の撮影で30分までといった制限が設けられていることもあるので注意したい。
一方で、一般的にビデオカメラはデジカメに比べて大型で重く、毎日持ち運ぶのにはあまり向いていない。入学式や卒業式、運動会や旅行などのイベントを撮影する場合にはいいが、何気ない日常を切り取るような常用には比較的不向きだ。
動画デジカメはビデオカメラを食ってしまうほどの実力を持っていることは確かだが、ここぞという時の働きはビデオカメラに決して及ばないということを覚えておくといいだろう。
イベントなど「ハレの日」はビデオカメラ、日常など「ケの日」には動画デジカメといったように、場合によって使い分けるのがベストだ。












