「だしむすび かつおだし」「だしむすび 昆布だし」「だしむすび あさりだし」(各30g、136円)。それぞれかつおだし、昆布だし、あさりだしをベースにその味に合う具材が入っている(画像クリックで拡大)

 ミツカン(愛知県半田市)は2012年1月17日、従来にはない「だし」をメインにしたおむすびの素「だしむすびシリーズ」を発売した。同社は2011年1月に、具材の約70%にごまを使用した新感覚のふりかけ「ごまリッチ」(関連記事)を発売し、5月までに600万袋突破と大ヒットさせている。しかし今回発売の「だしむすび」は、発売後18日目で「ごまリッチ」の同時期出荷数比162%を記録。「ごまリッチ」を大きく上回りそうな勢いだ。

 ミツカンは新発想のふりかけ「ごまリッチ」をヒットさせたことで、「このカテゴリーで新しい提案をすれば、きっとお客様に支持される」と自信を深め、さらなる新発想の商品開発に着手した。その際、従来品は自社、他社含めて塩味+具材を味の軸にしていたことから、塩味ではなくだしをメインにしたものを開発したという。苦労したのは、特徴であるだし感をたたせようとすると、生臭みとえぐみが強くなってしまうこと。そこで試作を重ね、だし感を維持しつつ、生臭みを抑える具材を開発した。また、おむすびにしてもお茶漬けにしてもおいしく感じられる塩分の微調整にも苦心したという。ちなみに、「ごまリッチ」と「だしむずび」の開発マーケッターは同じ人物とのことだ。

 購入者からは「お茶漬けにしたらだしが香ってまさに『だし茶漬け』の味わい」「上品で味が深い」「炊き込みごはんのようで、これだと夕食の一品として出せる」などの声が寄せられているという。

(文/桑原恵美子)