30代、40代のビジネスパーソンを中心に、糖尿病や高血圧、メタボ、皮膚トラブルなどについて専門家に解説をしてもらう連載。この季節は「カゼでお腹を壊している」という話をよく耳にします。ところがこれはいわゆる「カゼ」ではなく、「感染性胃腸炎」だと、知っていましたか? 東邦大学 医学部 微生物・感染症学講座 助教 原田壮平先生に「感染性胃腸炎」を解説してもらいます。

「お腹のカゼ」、感染性胃腸炎の病原体の一つには腸管出血性大腸菌も!

 「今朝から微熱があって、お腹も下していて、何回もトイレに行っているんですよ……」

 冬場はこのような「お腹のカゼ」の症状で病院を受診する人が多くなります。正確には「カゼ」は鼻、のど、咳などの呼吸器系の症状を主体とする感染症に対して用いられる用語で、いわゆる「お腹のカゼ」は「感染性胃腸炎」と呼ばれます。

 2011年には生肉の食事が原因となった腸管出血性大腸菌の感染症の集団発生事例(厚生労働省・関連情報)が大きく報道されましたが、この腸管出血性大腸菌も感染性胃腸炎を起こす病原体の一つです。

 今回は「感染性胃腸炎」について日常生活や食事との関連、かかったときの対応、代表的な病原体の特徴などを中心に解説します。

Q1 感染性胃腸炎ってどんな病気? どんな人がどうやってなるの?

Q2 感染性胃腸炎の原因となる病原体にはどんなものがある?

Q3 感染性胃腸炎になった時は病院で治療を受けた方がいい?

Q4 感染性胃腸炎になった時は、家でどのように過ごせばいい?

Q5 感染性胃腸炎にならないために気をつけることとは?