人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中身から美しくということだ。
 それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
 というわけでこの“ビューティフルカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。

【コンセプト】ついに日産にも負け始めたホンダ!

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 ぶっちゃけ今、ホンダは完全に“ケツに火が付いている”。昨年、国内&海外販売は伸びまくる中国も含めすべてで前年を下回り、生産台数でも国内&海外で下回った。要するに“全負け”状態なのだ。

 もちろん震災やタイ洪水といった不運もあるが、中でも国内の軽マーケットは深刻だ。5年連続で前年割れなだけではない。年間販売でも日産に負け、ダイハツ、スズキに続く3位から転落したのだ。これの何が問題なのかって、日産は実は“軽を作ってない”からだ。現在、スズキや三菱から拝借してきた軽に、日産バッジを付けただけで商売をしている。

 つまり借り物ビジネスをやっているところに、オリジナルの軽を作り続けている会社が負けているわけだ。これをプライドの高いホンダが許せるわけがない。しかも、今や国内市場の35%以上が軽。ますますもってここで負け続けるのは「NO!」だ。

 そこで満を持して登場したのが「N BOX」。東京モーターショーでも主役を飾っただけではない。この後も第2弾、第3弾、第4弾である通称「N2」「N3」「N4」とドンドン続く。まさしく“チカラ技”。それで今の年間12万台の倍以上、28万台を狙う予定なのだ。

東京モーターショーで発表されたホンダ「N BOX」コンセプト
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