飲み終わったジュースやお茶などのペットボトルに取り付けて“ポンプ付きボトル”にするディスペンサー「RBG - Reuse Pet Bottle Dispenser」が、少しずつ人気を集めている。
「ペットボトルに貼られているラベルは、どれも独創的で、デザイン性も高い。それなのに、中身を飲み終わった後のペットボトルは捨てられるだけ。この状況がもったいない、と感じたんです」と話すのは、同製品を発売するginghami(ギンガミ、東京都目黒区)の代表、光山千絵さんだ。ペットボトルのラベルデザインを生かした、新しい使い方を提案したい。その思いがこの商品の開発につながったという。
そしてもう一つ、商品開発の大きなきっかけとなった出来事があった。それが昨年の3月11日に起きた東日本大震災だ。
「震災の影響で、ペットボトルのフタが生産できなくなった、というニュースを見たんです。フタのないペットボトルを使って、何か新しい使い方を提案できないか……そんな時思いついたのが、“フタの代わりにディスペンサーを取り付ける”というアイデアでした」(同)
開発にあたって工夫したのは、商品のデザインだ。同社は商品のパッケージデザインなども手掛けており、そのノウハウを生かした。ペットボトル飲料の種類に合わせ、赤色の「for Cola」、青色の「for Sports Drink」、緑色の「for Tea」の三色のカラーバリエーションを用意。「for Tea」は清涼感を持たせるため、わずかにスケルトン仕様にするなど、細かな部分にまでこだわっている。
同社のオンラインショップのみの取り扱いだが、11月22日の販売から月に600本程度を売り上げるなど、出足は好調だ。ターゲットは一人暮らしの男性や主婦などが中心。3色全部をまとめて購入する人が多いという。
「まだ具体的な時期は決まっていませんが、大手の量販店が取り扱いたいという問い合わせも来ています」とのことで、今後は販売を拡大するとともに、ブラック・スケルトンなどの開発も予定しているという同商品。ペットボトルをおしゃれに再利用する新たな“エコ”グッズとして、人気はこれからも高まりそうだ。
(文/森石 豊=Office Ti+)











