■NTT東西「フレッツ光」ユーザー向け映像配信サービス「ひかりTV」

 「ひかりTV」はNTT東西のインターネットサービス「フレッツ光」を利用した、代表的なテレビ向け映像配信サービスだ。スマートフォン向けには2つのプランを提供している。

 1つはテレビ向け「ひかりTV」のビデオサービスのオプションとして提供されている「ひかりTVどこでも」だ。追加料金無料のサービスで、約3000本の作品を見放題で提供している。

 もう1つは「ひかりTVもばいる」という単独契約可能なサービスだ。こちらは「すまほエントリープラン」(月額350円)と、「すまほバリュープラン」(月額1000円)を用意している。

 視聴できる作品は、テレビ向けサービスとスマートフォン向けサービスで大きく異なる。テレビ向けにはCATVのようなチャンネルサービスとVOD(ビデオ・オンデマンド)サービスを提供しており、見放題のプランでは約7000本、さらにVOD向けに約2万本以上のタイトルを用意している。

 これに対して、スマートフォン向けには「すまほエントリープラン」で数百本、「すまほバリュープラン」は約3000本にとどまる。

 タイトルの一例としては、映画だと『猟奇的な彼女』『ONCEダブリンの街角で』『リアル鬼ごっこ』など、ミニシアター系など独立系スタジオのものが中心となっている。ほかにも韓流ドラマの『美男(イケメン)ですね』、アニメでは『ピカチュウのなつまつり』などがあるが、作品数はまだまだ少ない。

 ちなみに、ひかりTVの代名詞にもなっているAKB48のコント番組『びみょ~』(毎週木曜21時から放送中。放送を終了したコンテンツは次週月曜からオンデマンドで視聴できる)は、月額350円の「すまほバリュープラン」でも視聴可能だ。

【スマホ】モバイル専用サービスはAndroidのみでiPhone非対応

 モバイル専用サービスの「ひかりTVもばいる」はAndroid専用のアプリを公開しており、NTTドコモの一部機種で視聴できる。テレビ向けサービスのオプションにあたる「ひかりTVどこでも」はiOS/Android向けにアプリを公開しており、こちらはiOS搭載機(iPhone/iPad/iPod touch)とNTTドコモ・au・ソフトバンクの一部Android端末で視聴可能だ。

 筆者はNTTドコモの3G回線で「ひかりTVもばいる」に契約してテストしてみた。支払いはキャリア課金により対応するため、アプリ起動時や視聴の際にIDを入力する必要がない。

 実際に視聴してみると、WiFi環境下での視聴ではレスポンスに不満はなかった。だが外出先の電車の中で視聴すると、視聴開始まで待ち時間が発生したりと、回線速度に左右されやすいように感じた。モバイル向けの作品数はまだまだ少ないので、作品の充実したテレビ向けサービスとは別ものとして考えた方がよさそうだ。

スマートフォン向けの視聴画面。ひかりTVが独占配信しているAKB48のコント番組『びみょ~』が人気上位を占めている
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