大家族が集う「春節」がやってくる。この時期、感謝の気持ちを込めて親にプレゼントする電化製品として「足湯マッサージ器」が売れている。そんなに気持ちいいのか!? 温泉好きの筆者が試してみたところ、筆者自身も足湯にメロメロ。しかし、そこには落とし穴が……。

儒教思想と足をいたわる習慣のコラボ

 中国、いや中華圏では一年で最も大事な時期となる「春節」が到来した。離れて暮らす家族が帰省するこの季節、大家族が一堂に会するため、年老いた両親にプレゼントをあげることもよくある。例えば2年ほど前には、無名の企業がデザインし、無数の工場が量産した電卓のような老人向けケータイは爆発的大ヒットを記録した。今年は革新的なケータイも出ていないので、代わりに売れている年配者向けの製品はないかと探してみれば……。

中国版らくらくホン。これに続く老人向けヒット製品はないのか?
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 たどり着いたのは「洗足盆」なる足湯マッサージ器。頻繁に足を洗う習慣のある中国南部で特にウケている製品で、ここ1年くらい、スーパーやショッピングセンターでよく売られていた記憶がある。そこで中国最大のショッピングサイト「淘宝網(TAOBAO)」や、「淘宝商城」から名前を変えた「天猫」で検索してみると、1店舗につき月100台以上、店舗によっては月1000台以上を売り上げているところもある売れ筋だった。販売実績すらショップ側がねつ造できると言われてはいるものの、これだけ売れていればホットな製品に違いない。

淘宝網のショップには、月に1000台以上の洗足盆を売りさばいているところも

 中国人は足のケアに熱心で、足マッサージ店は住宅地にまである。健康のために、長寿のために、親に足湯マッサージ器を贈りたい。そんな理由から売れているのだろう。素晴らしい話でではないか。

こちらは人気メーカーの泰昌。「金泰昌」と「紅泰昌」の2ブランドを擁す
こちらも人気ブランドのひとつ「宋金」。メーカーは海大美容保健品有限公司

 日本でも女性向けの製品として「足湯器」「脚温器」「フットバス」などの名称で売られ始めてはいるが、中国ほどはメジャーではない。中国の売れ筋製品を試してみたい。そんな気持ちから、ネットで最も売れているらしい「洗足盆」を購入した。

購入したのは泰昌の「TC-2017B」なる製品。日本円で3000円弱
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この製品、「天猫」のオフィシャル販売店で月2万個売れているらしい