2011年12月5日に発売されるや大反響を呼び、わずか3週間で100万食(出荷ベース)を突破する快進撃を続けているのがエースコック(大阪府吹田市)のカップ麺「産経新聞 それゆけ!大阪ラーメン」だ。
開発までの誕生秘話が相当ユニークで面白い。ネーミングからも分かる通り、そもそもこの商品を企画したのは、産経新聞・大阪社会部の記者たちでつくる「ラーメン部」。彼らの「大阪ならではのご当地ラーメンをつくりたい」という熱い思いがエースコックの担当者たちを動かし、苦労の末に生まれたのがこの「大阪ラーメン」なのだ。コンセプトは「甘辛」(大阪人好みの味)と、「始末」(無駄なものは一切出さないという浪速の商売人哲学)。具体的には、とろろ昆布を入れてまろやかな甘さを引き出し、通常は捨てているチャーシュー風味を抽出する際に出る副産物の「チャーシューだれ」をスープに使用するなど、コンセプトを見事に実現している。
ベースは鶏ガラスープのしょうゆ味だが、味の方もなかなかユニークで「濃厚一歩手前の絶妙の甘辛感は今までになかった味、おいしい!」「とろろ昆布がだんだん溶けていく過程も楽しめるし、くせになりそう」と大阪では突出した売れ行きを記録している。「大阪のご当地ラーメンとして根付いてほしいし、全国の人に長く愛されるラーメンになってほしいですね」(エースコック)。現在、全国のコンビニ・スーパーなどの量販店で発売中。今年はこの甘辛味のラーメンにハマる人が続出するかもしれない。
(文/志水京子)











