人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中身から美しくということだ。
それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
というわけでこの“ビューティフルカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。
僕の前世はインド? と笑うマルチスズキCEO
「辿っていくと、僕の前世はインドだったのかも(笑)」
1986年の初開催から11回目を迎えたインドの「オートエキスポ2012」ことデリーモーターショー。現地だけでなくヨーロッパでもよく知られた名士、マルチスズキ・インディアの中西眞三CEOは豪快に笑った。
そこには半分リップサービスも含まれているが、チラリ実感も垣間見える。
「彼らと話していると(欧米人とは違い)、奥底が通じ合うところがある。あなたの言う“スズキとインドは愛称がいい”というのは本当かもしれないなぁ」
今回初めてインドに行き、モーターショーを見た小沢。そこは驚きの連続だった。











