富士フイルムは2012年1月11日(現地時間)、9日に「International CES 2012」(米国・ラスベガス)で発表したレンズ交換式ミラーレス一眼カメラ「FUJIFILM X-Pro 1」の説明会を当地で開催した。新開発の撮像素子「X-Trans CMOS」の効果により、APS-CサイズのセンサーながらフルサイズのCMOSを搭載したカメラと同等以上の解像感が得られると説明。価格についても、ボディのみで15万円、レンズキットで20万円程度という、現在の一般的なミラーレス一眼カメラの2倍程度の価格帯で販売することを明らかにした。同社のXシリーズ初代「FinePix X100」は昨年のデジカメ業界を代表するヒット商品になったが、引き続き高価格帯を攻める同社がユーザーの裾野をどこまで広げられるかがこの商品の成否を分けそうだ。
なお、このカメラは今のところ海外での発表のみとなっているが、間もなく国内でも発売時期や価格などについて正式なアナウンスがあるとみられる。
X-Pro 1はX100よりもさらに本体サイズが大きく、また価格帯のみならず操作体系なども一般的なミラーレス一眼とは大きく異なるため、同社では「ミラーレス一眼という呼称は用いない」(富士フイルム・電子映像事業部次長の松本雅岳氏)方針。Xシリーズの初号機・X100は「昨年12月の時点で販売台数が10万台に到達した」(同・電子映像事業部商品部担当課長の河原洋氏)とのことで、しかも購入者の約4割は女性だという。富士フイルムによれば、「中高級価格帯の製品をやらなければ、という意識を持ち始めた3年ほど前から、レンズ交換式カメラはアイデアとしては存在していた」(松本氏)という。10万円を超える価格のX100を試金石とし、市場の反応を見極めたうえで商品化を決断したようだ。











