ソーダメーカー本体のほかに、ガスシリンダー、専用ボトル、取り扱い説明DVDなどがセットになったスターターキットで販売されている。写真のGenesisで1万4700円(画像クリックで拡大)

 家庭で簡単にソーダが作れる炭酸水メーカー「Sodastream」が人気となっている。日本での販売元であるシナジートレーディング(大阪市)の原中俊広氏によると、2011年10月25日に発売したが、11月中旬には早くも品切れとなるモデルも出たという。

 「当初の2カ月程度は、いわゆるアーリーアダプターの購入が主であろうと想定しておりました。しかし、百貨店にご家族で来店し、購入される方が多くいらっしゃいました。また家で使ってみて非常に良いので、贈り物に使いたいとクリスマスのギフトとしても人気となったようです」と原中氏。

 運用コストが安いのが魅力だ。炭酸水なら500cc当たり17.5円、シロップを加えて作るコーラやジンジャーエールなどの炭酸飲料も500ccを54円で作れる。ソーダを作るにはガスシリンダーと本体を使用するため、電源は必要なく、アウトドアなどでも使える。

 さらに、いま炭酸水はじわじわとブームになっているため、使用シーンはさらに広がる。炭酸水を飲むことは、便通の改善や血行を促進する効用があるとされているのに加え、近年は洗顔用としても注目が集まっている。そのため、飲用以外に安価で気軽に使えるツールとしても評価されているようだ。

 そもそもSodastreamは1955年に英国で登場した商品だという。70年代、80年代にはたくさんのシロップが販売され、一大ブームを巻き起こし、80年代にはオーストラリア、ニュージーランド、ドイツなどに輸出販売されている。しかし、これまで国内では、ガスを使用していることから「高圧ガス保安法」が障害になり、いくつもの企業が輸入を断念してきた。また、販売に際しても小売りする店舗ごとに各都道府県への申請が必要となる。しかし、同社は法規制に1年半の時間をかけて地道に対処し、販売にこぎつけた。

(文/北本祐子)