公開された55型の有機ELテレビ
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 韓国・サムスン電子は2012年1月9日(現地時間)、米国・ラスベガスで開催される「International CES 2012」に先駆け、同社の「Smart TV」シリーズの最新ラインアップなどを発表した。世界最大・55型の有機ELパネルを採用したテレビ(2012年内に発売予定)も公開されたが、型番や価格、詳細スペックなどは未定。Smart TVシリーズは北米市場を中心に世界的に好調な販売を記録しており、サムスンによればSmart TV向けのアプリはすでに2000万ダウンロードを記録しているという。サムスン製の薄型テレビは年内にも日本市場への再参入が見込まれるだけに、今回の発表は国内のテレビメーカーにも大きな影響を及ぼす可能性がある。

 同社はアプリの追加や独自のVODサービスに対応した薄型テレビを「Smart TV」の名称で展開している。今回の発表ではSmart TVについて、新たに「Smart Interaction」「Smart Content」「Smart Evolution」の概念を提示。最新ラインアップのうち、カメラを内蔵する上級機種では、音声コントロールに加え手を使ったジェスチャーによるコントロールにも対応(Smart Evolution)。さらに顔認識技術を組み合わせ、視聴しているユーザーに合わせてホーム画面のコンテンツを出し分ける仕組みも導入している(Smart Contents)。さらに、詳細は未定としながらも、外部モジュールの追加でテレビ購入後の機能向上に対応する方針も打ち出した(Smart Evolution)。

サムスンが独自プラットフォームで世界展開する「Smart TV」ブランド。テレビ局や映画会社と独自に提携し、動画配信サービスを行っているほか、「Samsung Apps」の名称でアプリマーケットも展開している
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ホーム画面にあたる「Smart Hub」の画面と、手を使ったジェスチャー操作の例。顔認識によりSmart Hubの画面は家族間での出し分けが可能
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発表された最新のフラッグシップテレビ「UNES8000」シリーズ。LED液晶。46型から65型までを展開
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UNES8000の実機。ベゼル(額縁)が非常に狭いのも特徴。画面上部にはカメラを内蔵
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 有機ELテレビについては、アプリの追加や3Dコンテンツへの対応といった概要以外は詳細な説明がなく、2012年内という発売時期が明かされるにとどまったが、遠目でもわかるほど発色は鮮やかで、動画には残像感が全く感じられなかった。発売されれば、特に画質を売りにする高価格帯の市場への影響は大きいだろう。