2012年は“日本LCC(格安航空会社)元年”。3月には関西国際空港(以下、関空)を拠点とする「ピーチ」(ANAが出資)、8月には成田国際空港(以下、成田)を拠点とする「エアアジア・ジャパン」(ANAが出資)、さらに年内には成田・関空を拠点にする「ジェットスター・ジャパン」(JALが出資)と相次いで就航する。日本人にとってLCCがより身近になるわけで、乗り心地やサービスがますます気になってくるところだ。

 そこで、ここではすでにLCCが根付いている欧州の人気LCC「ライアンエアー(Ryanair)」に搭乗したときの様子をレポートしたい。

アイルランド・ダブリンが本拠地、欧州全域に路線網を拡大

 ライアンエアーは1985年にアイルランドのダブリンを拠点に運航を開始したLCCだ。EU内の国に拠点を置く航空会社は本拠国を発着しない路線でも欧州内発着であれば自由に運航できるというルールを最大限活用(アイルランドが本拠地でも、パリ=ミラノ線などの運航もできる)。キャンペーン運賃では空港税込み片道100円程度で買える場合もあるなど低価格を武器にネットワークを拡大しており、欧州内では圧倒的な人気・知名度を誇る。記事執筆時点(2012年1月6日)でも期間限定のキャンペーンとして、片道9.99ポンド(1ポンド=120円で換算すると約1200円。換算レートは以下同じ)の運賃もあった。

ライアンエアーはアイルランドのダブリンが拠点で、低価格を武器にネットワークを拡大。欧州内では圧倒的な人気・知名度を誇る
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