みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの山田英次です。

 2012年の春からいよいよ長男が私立幼稚園に入園することになった田中さん夫婦。これまでの家計の管理に少し不安を感じていた2人は、土曜日の朝食をとりながらこれからのお金の使い方について相談しています。

典子さん: ねえ、来年からこの子が幼稚園に上がるけれど、私たちもちゃんと学費とか考えて貯めてあげなきゃいけないんじゃないかな。
浩二さん: うん、そうだね。会社の同期のAやBも学資保険やっているって言っていたけれど、そう言えば、うちってなにもやってないよね。
典子さん: そう言えば、じゃないわよ〜。この子が生まれた時に、私、ちゃんとやろうって言ったよね。それなのに「いつか貯金を始めるから任せておけ」って言って保留にしたのは浩二さんじゃない。
浩二さん: だって、あのころは、そんな余裕なかったしさ。
典子さん: そんなこと言ったって、あのころも今も家賃や生活費で月に40万円くらい使っちゃっているじゃない。浩二さんだけが悪い訳じゃないけれど、私、ちょっと使い過ぎかなって思ってたんだ。
浩二さん: たしかにね。今まで赤字になったことはないけれど、貯金のペースがみんなより遅いんじゃないかとは感じていたんだ。みんな、月にどれくらい使っているんだろう……。

 浩二さんと典子さんは、共働きのうちはそれぞれ別に家計を管理していました。結婚当初に浩二さんが考えたアイデアである「毎月お互いに15万円ずつ家計に入れ、残ったお金はそれぞれのお小遣いにしていい」というルールをずるずると続けてきてしまったのですが、このままでは計画的な家計管理ができないという当たり前のことに気付いたようです。