前編では、インナーウエアのアイテム別購入状況と購入意向について取り上げた。後編では、インナーウエア選びの重視点や主要メーカーに対する購入意向、イメージについて紹介する。

日経BPコンサルティング 中村 由佳

 前編で触れた通り、今回の調査結果では、10月時点で既に秋冬向けインナーウエアを購入していた人は5.6%にとどまった。一方、購入意向を示した人は34.2%、購入するかどうかは分からないが関心を持っている人は38.4%となり、合計で72.6%が秋冬インナーウエアの関心層だった。

 そこで、購入層には購入した際に重視した点を、また、関心層には買うとしたら重視するであろうポイントを聞いた【図1】。男性/女性、購入層/関心層のどの層でも、最も重視度が高かったのは「保温性」であった。やはり、秋冬向けインナーウエア選びは防寒機能が大きなポイントのようだ。次に重視されている点も男性/女性、購入層/関心層のどれも同じで「価格」だった。

 男性の購入層が3番目に重視したのは「発熱性」(21.0%)だ。関心層でも4番目に挙げられた。冬場でも室内では意外と汗をかくもの。その汗を熱に変換して発熱する点が男性には魅力に映るのかもしれない。ちなみに女性の重視点では「発熱性」の優先順位はそれほど高くない。

 また、男性関心層は「吸放湿性(ムレにくさ)」も上位に挙げており、女性よりも男性のほうが冬場の汗ないしはムレを気にしていることがうかがえる。

 一方、まだ購入には至ってない関心層では、「肌触り/着心地が良い」点が3番目の重視点だった。女性の3番目の重視点でも、購入層/関心層ともに「肌触り/着心地が良い」が挙がった。様々な新機能が開発されるインナーウエアだが、素肌に触れるものとあって、着心地も外せないポイントのようだ。

 そのほか、女性では「デザイン・色」も重視されていた。また、男性と比較して、「体へのフィット感」や「薄さ」の重視度も高く、着膨れしない点もポイントになっている。

【図1】 購入層が重視した要素/関心層が重視している要素
※秋冬インナーウエアの購入者及び関心層対象
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