初期製品の販売が終了したことで、一部で“撤退”の報道もされたシャープの「GALAPAGOS」(ガラパゴス)。だが、シャープは撤退を真っ向から否定。新しいデバイスを投入したり、コンテンツ配信サービス「GALAPAGS STORE」を強化したりと、“進化”を積極的に打ち出している。GALAPAGOSの変化と課題について触れてみよう。
なぜ“撤退”報道がされたのか?
シャープが「GALAPAGOS」事業を発表したのは、昨年9月のことだ。これは、当時、急成長が期待されていた電子書籍配信にシャープが取り組むべく投入されたプラットフォームである。携帯電話をはじめとした日本のIT産業が独自の進化を遂げたことで、海外進出が進まず、“ガラパゴス現象”と言われたことを逆手にとったネーミングで、大きな注目を集めた。
GALAPAGOSは当初、電子書籍や雑誌を配信する専用のストアと、それを閲覧するタブレットデバイスとのセットで構成されており、店頭で売るのではなく、「サービスの契約込みでの直販」というユニークな販売形態が取られた。しかし、その後、GALAPAGOSは、店頭での販売も開始されたほか、スマートフォン向けにもサービスを提供。現在では、シャープ製のデバイス以外でもサービスが利用可能となっており、姿や形を変えながらサービスを継続している。
そのGALAPAGOSに撤退報道がされた理由は、今年9月15日、初期のタブレットデバイスの販売が終了したことにある。直販が主体であった初代GALAPAGOSタブレットの販売終了が、GALAPAGOSそのものの終了と誤解され、そのような報道が広まってしまったようだ。
だが、初期モデル販売終了発表のおよそ半月前の8月30日には、イー・モバイルから「GALAPAGOS」ブランドを冠した7インチのタブレットデバイス「A01SH」が発売されたばかりだった。このことを考えれば、初期モデルの販売終了を“撤退”と解釈すること自体、少々不自然だったといえよう。











