5万〜6万円台でダブルチューナー搭載BDレコーダーを購入できる昨今、果たして10万円以上もするハイエンド機を選択する意味はどこにあるのだろうか。だが実際には、価格以上の機能や性能を備えており、とても満足度の高い製品に仕上がっている。今回は実勢価格10万円以上の製品から、AVライター・折原一也氏おすすめの4機種を紹介していこう。

3TB HDDも当然のオーバー10万円クラスは
趣味性を追求した個性的なモデルが目白押し

 10万円以上の価格帯のレコーダーは、各社のフラッグシップモデルが名を連ねる。トリプルチューナー搭載や2TB HDD内蔵など、一見すると10万以下の製品を単純にスペックアップしたようにも思える。だが実はこのクラスには、スペックには現れない機能・画質・音質で差別化するモデルが多いのだ。まさに、オーディオ・ビジュアルを趣味とする人に向けた、ぜいたく設計モデルが並び始めるのが10万以上の製品だと言える。

 このクラスにモンスター級のマシンを投入してきたのが東芝の「REGZAサーバーシリーズ」だ。地デジ全6chを常時録画して過去の番組をいつでも見られる「全録」対応モデルをラインアップ。「REGZAブルーレイシリーズ」とは内部設計から異なり、実質的に別のシリーズと呼んでいい。搭載するHDD容量は最上位の「DBR-M190」は5TB、「DBR-M180」は2.5TBだ。

 パナソニック、ソニーも10万円以上の価格帯は「プレミアムモデル」という位置付けだ。パナソニック「ブルーレイDIGAシリーズ」は「DMR-BZT9000」「DMR-BZT910」の2モデルをラインアップし、BD再生をより高画質にする「リアルクロマプロセッサPlus」を搭載。音質パーツも専用チューニング品を採用する。最上位のBZT9000はさらにオーディオ機器のような高剛性・低重心の筐体を採用し、音楽CD再生音質にさらなるこだわりを見せる。

 ソニー「BDZシリーズ」も最上位の「BDZ-AX2700T」では専用の高画質回路「CREAS Pro」を搭載するなど、プレーヤーとしての性能を強化している。

 各社が持ちうるすべての技術を投入した10万円以上の製品は、基本の録画機能の充実だけでは物足りない、こだわり派の製品がそろっている。10万円以上の製品については、コストパフォーマンスを度外視して各社からこだわりの1台をピックアップして紹介する。各機種にはトレンド解説のページで挙げた機能について、筆者なりのおすすめ度に応じて4段階で評価しているので参考にしてほしい。

※実勢価格は2011年12月6日時点のものです。BDレコーダーの価格下落によって、執筆時点よりもかなり安くなっているものもあります。