人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中身から美しくということだ。
 それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。
 というわけでこの“ビューティフルカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。

トヨタ社長と偶然の遭遇!! 「ちょっと反則気味じゃないかと…」

トヨタの豊田章男社長(右)と筆者
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 豊田章男社長にショーの感想を求められて「ドラえもんはちょっと反則気味じゃないかと。ウケるとは思うんですが…」と率直に言った後だ。

 社長は、一瞬スタッフと顔を見合わせて苦笑いした後、キリッと顔を引き締めてこう答えた。

「トヨタがこういうことをやるっていうのがいいんですよ。これが今のトヨタなんです」

 私、小沢コージは今回の東京モーターショーに冷たい雨の12月3日の一般初日から行ってみた。会場が幕張からお台場へと移ったこともあるし、速報でちょっと揶揄してしまった「ドラえもん」と「ReBORN」への反応を生で見たかったからだ。

 そうしたら予想外の方に会ってしまった。冒頭のトヨタの豊田章男社長だ。自らトヨタブースで生反応を見られているようで、私も思わず直撃してしまったというわけだ。

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