Androidスマートフォンは、NTTドコモが2011年11月24日にXi(クロッシィ)対応LTE端末の発売を開始して話題になっている。だが、中古ケータイで人気を集めているのはFOMA対応の従来モデルだという。

 ソフマップ モバイル館の中瀬孝志氏は「最近は、NTTドコモの『GALAXY S II SC-02C』が安定した人気を得ている」と語る。同店では、12月に入って中古品の販売価格を3万2800円へ値下げしたところ、1日に数台のハイペースで売れるようになったという。「NTTドコモのAndroidスマートフォンのなかで、GALAXY S IIは価格と性能のバランスがよい。同時期に発売された『Xperia acro SO-02C』よりも安く、GALAXY S IIは性能の高さの割に割安感が感じられる」と、コストパフォーマンスの高さが評価されていると分析する。Xperia acro SO-02Cの中古品は3万6800円前後で売られており、GALAXY S IIの安さが突出している。

現在売れ筋となっているのが、NTTドコモの「GALAXY S II SC-02C」だ。数量限定ながら3万800円で販売するショップも現れ、値ごろ感が増した
[画像のクリックで拡大表示]

 イオシス あきば中央通り店の植田文也氏は「GALAXY S IIはCPUとグラフィックス性能に優れており、ゲームや高解像度の動画もストレスなく楽しめる。性能の低いAndroidスマートフォンを買って不満を感じていた人がGALAXY S IIの評判を聞き、指名買いしているのではないか」と語る。スペック重視の人に選ばれているようだ。

 同店では、LTE対応の「GALAXY S II LTE SC-03D」もさっそく入荷していた。だが、価格が4万9800円と高いこともあり、まだ動きは鈍いという。植田氏は「既存のFOMAユーザーが使うにはプラン変更の手続きが必要になり、手持ちのSIMカードと差し替えるだけですぐに使えるわけではない」という。白ロムならではの手軽な機種移行ができないことも、動きが鈍い理由だ。FOMAからXiへ契約を変更すると、FOMA端末の購入時に発生する割引サービス「月々サポート」が打ち切られてしまう。

NTTドコモのLTE対応モデル「GALAXY S II LTE SC-03D」もさっそく中古品が入荷していた。だが、移行にあたって手続きをしなければならない点などが敬遠され、まだ本格的に売れ出すには至っていない
[画像のクリックで拡大表示]

 「すでに発表されているLTE対応スマートフォンは、画面サイズを大型化した機種がほとんどで、片手では持ちづらい。一般層に普及するには、まだハードルが高い」と、端末が万人向けでないことも指摘した。LTE対応スマートフォンが中古市場で人気を得るには、しばらくかかりそうだ。

※価格情報は、すべて11月30日調べ。価格は変動する可能性があり、在庫切れになるケースもあります。特記なき場合は税込み価格です。