オンラインゲームがパソコンの主な利用目的となっている中国では「ゲーミングPC」や「ゲーミングキーボード」や「ゲーミングマウス」が人気だ。中国で高評価されているゲーミングマウスの実力はどうなのか、筆者が自腹を切って試してみた。
中国人も嘆く汚いネットカフェが揺るぎない人気
高層ビルが建ち並ぶ今でも、やはり日本より中国のほうが全般的に汚いというのが正直なところ。ネットカフェもしかりで、日本のまんが喫茶レポート記事が出ると「うらましい、中国のネットカフェは汚すぎる」といったコメントがお約束のように数多く寄せられる。中国のネットカフェでも、チャーハンなどのご飯ものやジュースをオーダーできるし、未成年でなければオールナイトの利用も可能だ。ネットカフェ通いが生活の一部となっている人も多い。彼らはネットカフェのキーボードやマウスがひどく汚れていることを知っているので、母国のまんが喫茶の現状を嘆くわけだ。
「YouTubeもどき」「Facebookもどき」「twitterもどき」など、億を超えるユーザーを獲得した新サービスが次々に登場しているにもかかわらず、中国ではいまだオンラインゲームの人気が根強い。それも、ブラウザーゲームのようなライトなものではない。旧来のRPGのような大規模なオンラインゲームの利用者は1億1000万人(CNNIC調べ)となっていて、特に学生層に集中しているらしい。オンラインゲーム目当てにパソコンを始める若者も多く、今後も若者の利用者は増えていくことだろう。しかし、パソコンを買い与えてもらったものの、家で堂々とゲームをできない青少年はいるもので、パソコンを持っているのにネットカフェで遊ぶ人は多い。
1億人を超える「オンラインゲーム市場」というパイ故に、「オンラインゲーム向けPC」や、よく使うキーを使いやすくカスタマイズできる「ゲーミングキーボード」や、解像度とカスタマイズ性の高い「ゲーミングマウス」が多数のメーカーからリリースされている。
オンラインゲーム向けPCを専業にするメーカーはないが、レノボをはじめとして中国メーカーは、ラインアップの一部にゲーミングPCも数機種を用意。ゲーミングPCのうち、デスクトップ型は主にネットカフェのニーズに対応したものに、ノート型は個人向けのニーズに対応したものになっている。また、キーボードやマウスの専業メーカーは、以前紹介した「邦的(※)」や「宜客莱(※)」といった一部のデザイン重視の新興メーカーを例外として、ゲーミングキーボードやゲーミングマウスに注力している。














