みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの山田英次です。

 前回の記事の後、セミナーに参加した浩二さんと典子さんはちょっと不安な様子です。というのも、厚生労働省の「年金の支給開始年齢の引き上げ案」を知って、今のうちからしっかりと対策をとろうと思って参加した2人だったのですが、自分たち夫婦よりも「日本政府の財政が深刻な問題を抱えている」というショッキングな事実を知ってしまったからです。

日本は“借金まみれ”!?

典子さん: ねえ私、早くギリシャやイタリアの財政危機が収まればいいな、なんてのんきに考えていたけれど、日本のほうが債務残高が大きいなんて、ちょっとショックだな。
実はテレビでデモをしているギリシャの人たちを見て、「自分たちの国の財政危機なんだから仕方ないんじゃないかな」なんて思っていたんだ。
浩二さん: うん、まあ債務残高っていっても、対GDP(国内総生産)の債務残高比率であって、金額じゃないんだけれどね。
でも、ダントツで日本が悪いなんて思っていなかったし、僕もなんだかぞっとしちゃった。
典子さん: でもさ、それにしては、政府も私たちを含めた国民も、みんな危機感が不足している気がしない?
浩二さん: それは仕方ないよ。
だって日本がダントツで借金まみれの状況にあるなんて、知らない人がほとんどなんだから……。僕らだってなんとなく日本の財政が厳しいとは思っていたけれど、まさかあそこまでとはねぇ。
典子さん: ホントね。なんだかこの資料を眺めているだけでため息が出ちゃうわ。

 年末も近い11月の週末にランチをとっていた2人はなんだか暗い顔をしていますが、浩二さん夫婦にとって、セミナーでもらった資料はちょっと刺激が強すぎたようです。

 見ると怖いし、見ないと不安……そんな資料なのですが、ここで2人が眺めている資料を覗いてみましょう。