タイトルの「男子(ダンスィ)」はネット発の言葉で、男子のなかでも、いたずら、冒険心に富んだ遊び、自然と親しむ行動を好む男子の総称を指すという。価格は1000円(画像クリックで拡大)

 人気ブログを書籍化した『小学生男子(ダンスィ)のトリセツ』が話題を呼んでいる。小学生男子がする行動の“あるある”を集めた4コマまんがで、「すべてのポケットにはなぜか砂が入っていたり」「プリントはランドセルの中でアコーディオン加工されていたり」「凹んでも再起動は3秒後」などという生態が母親視点でコミカルに描かれている。10月22日に発売したが、発売1カ月弱で重版が決まるという人気ぶりだ。

 書籍化にあたった扶桑社の小泉由利子氏によると、多くの母親は女の子の方が育てやすいと考えていて、外国には「男の子を育てると母親の寿命が縮む」といった格言もあるという。男の子を育てるのに苦心する人は多い傾向にあり、その理由の1つに、女性である母親が異性である男の子を理解する難しさを挙げている。

 著者のまきりえこ氏も、「女子は叱られたら次は叱られないように……と、行動を整えていくモノなのですが、(男子は)そういう『叱られないためこうしよう』などの損得のブレーカーが吹き飛ぶ瞬間が多すぎます」と男女差を感じる場面が多いという。しかし、その生態を理解し、笑ってしまおう、どうせなら毎日を楽しんでしまおう、というのが本書だ。

 「子供がきちんとしていないと、母親がいけないんじゃないか、と責められる傾向にある昨今。帯にもある“少しくらいまとまってなくても大丈夫だいじょうぶ、なんとかなるから”と励ますような本になれば」(小泉氏)という思いで作られた本書。女の子のお母さん、独身女性、さらには男性(元男子)からも広く支持を集めているという。

(文/北本祐子)