プロ機並みの高速連写機能を備えたコンパクトデジタルカメラ。メカシャッターによる毎秒12コマの高速連写が可能で、電子シャッターで動体を撮影したときのように、動体がゆがむことなく撮影できる。電子シャッターを使用すれば毎秒60コマの撮影も可能だ。撮像素子には、有効1210万画素の1/2.3型高感度MOSセンサーを搭載し、画像処理エンジンには「ヴィーナスエンジン」を採用している。高性能4CPUは、連写や画像処理で威力を発揮。マルチタスクイメージプロセッシングにより、快適に撮影できる。レンズは光学24倍の「LEICA DC VARIO-ELMARIT」を搭載しており、35mm判換算で25~600mm相当の画角をカバー。開放F値は広角側でF2.8、望遠側でF5.2となっている。レンズにはミラーレス一眼レンズでも採用される「ナノサーフェスコーティング」を施してあり、クリアでヌケのいい描写を実現しているという。

 高倍率ということもあり、コンパクトデジタルカメラにしては少し大きめだが、グリップがしっかりしているのでホールドしやすい。ズーミングにはズームレバーとサイドレバーのどちらかを使用するのだが、個人的には撮影しながらズーミングができるサイドレバーのほうが操作しやすい印象を受けた。マクロなどの切り替えもサイドレバーの横にあるFOCUSボタンをワンタッチすればOK。また、高倍率モデルには欠かせない手ブレ補正に関しては、従来の手ブレ補正機構の精度を向上させた「新・手ブレ補正(POWER O.I.S.)」を搭載している。約46万ドットの3.0型のフリーアングル液晶のおかげで、ローアングルやハイアングルの撮影時も自然な体勢で撮影することができた。ボタン類の操作感は、ほかのLUMIXと同様に頻繁に使う機能が十字キーなどに割り当てられているため、ストレスなく操作できる。

 撮影機能に関しては、8つのシーンを自動認識する「おまかせiA」を選択しておけば、ほとんどの場合で満足いく写真が撮れるだろう。もちろん、マニュアル撮影機能も充実しているので、初心者からこだわり派まで幅広く楽しめる。また、ジオラマやピンホールアーティスティックなど、撮影を楽しむための「クリエイティブコントロール」も試してみたい機能と言える。

 画質は、実際の被写体よりもわずかに鮮やか。超高倍率レンズにもかかわらず、広角から超望遠までしっかりと描写している印象だ。ノイズはISO800くらいまでならほとんど気にならないが、ISO1600以上になるとノイズリダクションの影響で少しノッペリとした印象になる。

 今回掲載した拡大画像はすべてオリジナルデータなので、LUMIX DMC-FZ150の実力をじっくり見定めてほしい。

パナソニック
LUMIX DMC-FZ150
実売価格:4万2000円前後
発売予定日:2011年9月22日
有効画素数 約1210万画素
光学ズーム 24倍
記録メディア SDカード(SDHC、SDXC対応)
液晶 3.0型広視野角、フリーアングル液晶(46万ドット)
最高ISO感度 6400
●撮像素子:1/2.3型 高感度MOSセンサー(約1280万画素)●最大記録画素数:4000×3000●レンズ焦点距離(35mm判換算):25~600mm●開放絞り値:F2.8~F5.2●最短撮影距離:約1cm●連写:最大60コマ/秒●動画:1920×1080(60fps)●内蔵メモリー:約70MB●バッテリー:専用充電池●サイズ:幅12.43×奥行き9.52×高さ8.17cm●重さ:484g(本体のみ)