2011年になってHDMI無線化対応機器が続々登場

 HDMI機器を無線化できる周辺機器はこれまでにもいくつかあったが、2011年に入って続々と登場している。

■WirelessHD規格対応製品

 WirelessHD規格に対応するのはランサーリンクが販売する「WHD-11TRX3D」(実勢価格5万4800円前後)とロジテックの「LDE-WIHD101TR」(同4万5700円前後)で、どちらも最大10mの無線伝送に対応する。3D映像の伝送やHDMIリンク(HDMI CEC規格)に対応するのも特徴だ。

ランサーリンクが2011年2月に発売した「WHD-11TRX3D」。直販価格は5万4800円
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ロジテックが2011年3月に発売した「LDE-WIHD101TR」。実勢価格は4万5700円前後
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■WHDI規格対応製品

 一方、WHDI規格に対応するのはアイ・オー・データ機器の「WTR-HDAV/A」(同1万9800円前後)や玄人志向の「KURO-WHDI」(直販価格1万9800円)だ。こちらは残念ながら3D映像の伝送には非対応で、WTR-HDAV/Aは約20m、KURO-WHDIは約10mまでの距離に対応する。

 WirelessHDの方が高周波帯域を利用するためか価格が高めだが、3D映像の伝送に対応するのが大きなメリットになりそうだ。WHDI規格は3Dには対応しないが、価格が2万円程度とかなり安めになっているのが魅力と言える。

 今後どちらの規格が主流になるのかは不明だが、基本的に送信機と受信機を1対1で対応させる機器なので、“規格戦争”について気にする必要は特にないのではないかと思う。どちらが自分の用途に向いているかを検討して選ぶといいだろう。

アイ・オー・データ機器が2011年8月に発売した「WTR-HDAV/A」。実勢価格は1万9800円前後
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玄人志向が2011年9月に発売した「KURO-WHDI」。直販価格は1万9800円
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著 者

安蔵 靖志(あんぞう やすし)

IT・家電ジャーナリスト、家電製品総合アドバイザー
 デジタルAV機器を中心に、デジタルガジェットから白物家電まで幅広く取材・執筆している。All About「パソコン周辺機器」「オーディオプレーヤー」「スピーカー」などのガイドも務めている。KBCラジオ(九州朝日放送)を中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『ヨドバシカメラプレゼンツ キャイ~ンの家電ソムリエ』にも出演中。

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