「甘酒ヨーグルト」(150mL入り6本セット)2100円(送料込み)。口に含むと、甘酒特有の粒々が感じられる点も人気(画像クリックで拡大)

 酒造会社の西山酒造場と兵庫丹但酪農農業協同組合(どちらも兵庫県丹波市)が共同開発した、日本酒の原料になる米と米麹に発酵乳を加えたノンアルコールドリンク「甘酒ヨーグルト」が売れている。8月末から西山酒造場の通販サイトで販売を開始したところ、これまでに3000本以上売れるヒット商品に。10月出荷分はすでに予約で売り切れており、現在受注分は11月からの出荷になる。

 ヤクルトやカルピスなど子供時代に愛飲していたドリンクは大人になっても記憶に残り、そのブランドに愛着を抱く人が多い。そこで子供にもおいしく飲めるノンアルコールドリンクを作り、将来の日本酒ファンを開拓したいと西山酒造場が考えたのが、商品開発のきっかけだという。着目したのは子供にも人気があり、日本酒で培った技術を応用できる甘酒。そこで地元の同組合に協力を依頼し、ヨーグルトとのコラボ商品を試作した。しかし単に甘酒とヨーグルトをミックスしただけでは、子供が飲んでおいしいと感じるような甘みは出なかった。そのため、甘酒の原料となる酒米を甘みの強く出る品種に変えたり、ヨーグルトの酸味を抑えるためにヨーグルト菌を変えたり発酵時間を調整するなど、味の調整に苦心した。

 完成したのは無添加、無糖でも甘酒由来の天然の甘みが楽しめる、さっぱり味の“飲むヨーグルト”。購入者からは「ヨーグルトが苦手だが、これならおいしく飲める」「砂糖を使っていないのに甘くておいしい」と、飲みやすさを評価する声が多いという。

(文/桑原恵美子)