シマノ「アルフィーネ」の11段が採用されているBE・ALLの「BR-C SV」。フレームは3Kカーボン。シマノ「アルフィーネ」(11段)+FSAメトロポリス(28-45T)。タイヤサイズCST700×32C。サイズ445mm、13.6kg、24万6750円
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 9月に発売されたばかりのBE・ALLの「BR-C SV」(アキコーポレーション)。価格は24万6750円。ロードバイクやマウンテンバイクなどの本格的スポーツバイクではなく、一般的にはシティーバイク(街乗り自転車)と呼ばれる自転車の1つだ。

 街乗り自転車で電動アシスト機能がなくこの価格は高い。アキコーポレーションの岸谷雄輔氏もBR-C SVを「スポーツシティーバイク」だと公言。実際にフレームにもカーボンを採用している。やはり9月に発売された、BE・ALLの小径車「BRS-700 SV」(13万6500円)も、そうした意味では「スポーツシティーバイク」に分類される。こちらはフルアルミニウム6061 PGのフレームに、フォークはクロモリ サスペンションフォークを採用。「街乗り自転車のシティーバイクというと1~2万円前後で、残念ながら粗雑に扱われがちな存在。もっと、価値のある自転車になってほしいという気持ちがある。だからBE・ALLでは1台1台をていねいに作っている」(岸谷氏)。

 これらの自転車のポイントとなるのが、搭載されているコンポーネント、シマノの内装変速機「アルフィーネ」11段だ。これは2010年11月に発表されたもので、継続のアルフィーネ8段モデルに比べ「ワイドギアレシオ(409%)で軽量化(1665g)を実現(8スピードは306%、1680g)/新ギアの採用によるスムーズな回転/オイル潤滑による耐久性向上/トップノーマル構造により、外装変速システムと同じスポーティーな操作可能」という特徴がある。

 日本で内装変速機というと、シティーバイクに採用されている内装3段が一般的であり、スポーツ バイク以外の街乗り自転車というと、シティーバイクのみというイメージがある。しかし海外にはシティーバイクだけでなく、コミューターバイク(commuter=通勤車)存在する。シティーバイクでもスポーツバイクでもなく、街中をスポーティーに快適に走ることができる自転車としてメ ジャーな存在。そのコミューターバイクに多く採用されるのが内装ギアだ。だから、アルフィー ネ11段が登場すると、まず海外からの多くの注文を受け、生産が追いつかなくなるほどだっ た。

 何がそれほど注目を集めたのだろうか。