「auがiPhoneを発売か」というニュースが飛び交ったことで、注目されているのはKDDIだけではない。現在、国内でiPhoneを独占的に販売しているソフトバンクモバイルも、今後の動向が注目を集める1社だ。そのソフトバンクモバイルが、9月29日に冬〜春に向けた新商品・サービスの発表会を開催した。その内容から、同社の今後の取り組みについて確認してみよう。

中間層に向けたラインアップを拡大

 先日、秋・冬商戦向けの新製品を発表したKDDIは、WiMAX搭載スマートフォンに主軸を置き、ハイエンド層を重視した商品戦略を打ち出している。だが、ソフトバンクモバイルは、「秋・冬」ではなく「春」も含めた新商品の発表であったこともあってか、より幅広い層に対してスマートフォンの普及を促す戦略に打って出ている。

 中でも注目されるのは、10〜20代前後の女性に向けたスマートフォンのラインアップを大幅に拡大したということ。それを象徴するのが、京セラ製の「HONEY BEE 101K」だ。これは、ソフトバンク傘下となったウィルコムで人気の高いシリーズを、ソフトバンクモバイルのスマートフォンとして展開したもの。これまでのスマートフォンにはないポップなカラーとデザインに加え、若年女性にとって重要度が非常に高い「自分撮り」に対応する200万画素インカメラを搭載している。男性重要も意識した従来のスマートフォンでは踏み込めなかった要素をふんだんに盛り込み、ターゲット層への特化を強く打ち出している。

 ZTE製の「STAR7 009Z」も、特徴的な要素を備えた端末だ。初心者向けのシンプルさを備えた「シンプルスマートフォン 008Z」の系譜を継ぎ、犬の“お父さん”を前面に打ち出した親しみやすさと分かりやすいメニュー構成を持つスマートフォンだ。そして、より特徴的なのがボディカラーだ。太陽系の惑星をイメージした7色のカラーを用意。パッケージも独自のものを用意するなど、同社の「PANTONE」シリーズを彷彿とさせる展開を実施しようとしている。

 これまでのスマートフォンのラインアップは、先進層を強く意識したハイエンドモデルを中心に用意することが多かった。だが、携帯電話からの移行を本格化させたいという同社の狙いもあり、ミドル・ローレンジクラスのスマートフォンが大幅に強化されているのが、今回の大きな特徴の1つとなっている。

ウィルコムで人気のブランドを冠した「HONEY BEE 101K」。ラメ入りの5色カラーに立体感のある特徴的なボタンデザイン、200万画素インカメラの搭載などスマートフォンながらターゲットである女子中高生への注力を徹底
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惑星を意識した7色展開のスマートフォン「STAR7 009Z」。幅広い層に対する訴求を狙った端末で、CMキャラクターとして人気の高い、犬のお父さんを生かした分かりやすいメニュー構成が特徴
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