サイズはグラスの深さに合わせてS、M、Lの3種類、価格はそれぞれ1785円、1890円、1995円(画像クリックで拡大)

 ホームパーティーなどでどれが自分のグラスかわからなくならないように、グラスに目印をつける「グラスチャーム」という商品がある。しかし、従来のものは、ワイングラスの脚部分に通すタイプのものが一般的。長いカクテルグラスなどに使えるものはなかった。そのグラスチャームと、付けたまま飲める落ちないマドラーという2つの利点を併せ持つマドラークリップ「ピックリップ」がいま注目を集めている。

 開発したのは、福井市の吉岡ロゴテック。同社では、地場産業である眼鏡にレーザーマーキングや特殊加工を施す事業を30年にわたって展開してきた。その技術を生かし、弾性チタン合金を使用したバネクリップでどんな厚さの飲み口にも挟み込め、かつ飲む際に落ちないマドラークリップを実現した。

 吉岡ロゴテック代表の吉岡敦之氏によると、きっかけは毎朝飲むココアだったといいう。「ココアを混ぜたあとのスプーンの置き場に困ったことから開発しました。容器内にスプーンが収まって邪魔にならなければ、置き場に困ることも、また繰り返し混ぜることもできると考えました」(吉岡氏)。

 6月16日に仮サイトを開き、7月6日のテーブルウェアEXPOより販売を開始。販路は1週間に1店舗ずつ拡大しているという地道なペースだが、1個1785円からというキッチン雑貨群では高価格帯の商品にもかかわらずすでに600個を卸し、予想よりも早く追加生産を決定している。近日中に東急ハンズなどでの販売も開始となるため、さらなる売り上げ増を見込んでいる。同社では同じ仕組みを使ったベビースプーンやティースプーンの開発を予定している。

(文/北本祐子)