「アイス梅」(130g)298円。冷凍庫から出してすぐ食べられるよう、凍らせても固くなりすぎず、粒同士がくっつかないようになっている(画像クリックで拡大)

 梅干および梅関連製品を製造販売するトノハタ(和歌山県みなべ町)は2011年6月末より、凍らせて食べるデザート感覚の梅干「アイス梅」を発売。予想以上の売れ行きだったため7月下旬には在庫がなくなり、一部の販売店では入手困難になった。現在は通常販売している。普通の梅干と同じ状態で販売されており、購入後に家庭でパッケージごと一晩冷凍庫に入れ、凍らせて食べる。

 「アイス梅」は、トノハタが梅干の新しい食べ方を模索していた時、たまたま「凍らせると意外においしい」と気がついたのが製品化のきっかけ。いろいろな梅干を凍らせて比較したところ、普通の塩分の梅干しだとおいしくないことが判明。これは低温では甘みが感じられにくくなるため、塩分だけを強く感じてしまうためだ。そこで凍らせた時にちょうどいい塩加減にするため、塩分濃度を通常の8%前後から2.5%まで下げた。この2.5%という数値は、市販の梅干しでは最も低いという。逆に甘みはかなり強めにし、凍らせた状態でほどよい甘酸っぱさが感じられるようにした。

 一度食べると病みつきになる人が多いらしく、ネットやツイッター上では「シャリシャリの食感、じゅわ~っと溶け出す梅干しの旨み。これは『あり』です!!」「日本酒や焼酎のつまみにもいい」「昔大好きだった赤城乳業の梅アイスを思い出させてくれて、ハマり中!」などのファンの声が多く見られる。

(文/桑原恵美子)