囲碁人口にかつてない異変が起きている。おじいちゃんの趣味と思われがちだが、囲碁普及団体が開催する最近のワークショップでは、参加者の7割、入門者のほぼ9割を20代~30代の女性が占める。囲碁ガールの増殖がおびただしい。数千年にわたる東洋の英知とも称えられる頭脳ゲームの世界で今、一体なにが起きているのか!? 女性には、オトコが驚くような“打つ理由”もあるという……。

東京・麹町にあるダイヤモンド囲碁サロンを貸切り、囲碁普及団体「IGO AMIGO」(囲碁アミーゴ)が主催する夏恒例のワークショップ「浴衣de AMIGO」(2011年7月23日)。「浴衣を着て囲碁を楽しむ」イベントに、これからルールを覚える超ビギナーが参加者の半数を占める。IGO AMIGO代表を務める万波佳奈四段が入門者に石の置き方を手ほどきするところ(画像クリックで拡大)

ダイヤモンド囲碁サロンで開催する「浴衣de AMIGO」は今年で4回目。参加者39人中30人が女性。うち約20人が「打つのは今日が初めて」という入門女子(画像クリックで拡大)

 取材場所は東京・麹町にあるダイヤモンド囲碁サロン。バーカウンターに生ビールサーバーまで設置され、お酒を飲みながら碁を打てる。毎週水曜と金曜の夜は深夜まで営業し、初心者には入門レッスンも行う。町の碁会所は閉店時間が早く、また段位以上でないと楽しめないそうだから、碁を打つ場所としては「非常に変わっている」(同店のマネージャー)。碁会所が減少傾向にあるなか、当サロンはOLも含むビジネスパーソンを中心に活況を呈している。

ダイヤモンド囲碁サロン入り口。現在、会員数350名。女性利用者は会員及びビジターを合わせておよそ100人。2001年開業時に比べると、女性は10倍以上に増えたそうだ(画像クリックで拡大)

生ビールサーバーまで設置したバーカウンター。ときにはカウンターをはさんでスタッフと対局することもあるそう(画像クリックで拡大)

ダイヤモンド囲碁サロンの経営者の1人、稲葉禄子(いなば・よしこ)さん。NHK、囲碁将棋チャンネルなどで囲碁番組の司会も務める(画像クリックで拡大)