東日本大震災以降、食生活にもさまざまな影響が出ている。乳幼児のいる家庭では、水への配慮が必要なこともあるだろう。そして電力消費のハイシーズンを前に、これからは、節電対策も意識したいところだ。水がなくてもできる料理はないか、電力控えめで作れる料理はないか。そんなストレートな疑問を抱いた0歳児を抱える筆者が、思い切ったレシピを考案! トマトジュース、牛乳からノンアルコールビールまで、水の代わりにあれこれ使って“おいしい”料理をお試しする! 第10回は「大根餅」。
初めて大根餅を食べたのは、横浜の中華街。母と2人で、点心のコースを食べに行った時のこと。大根とわからないくらいにもっちりしていて、干しエビのダシも効いていて「おいしい」と思った記憶があります。大根餅は、点心コースの序盤で、さぁ次はシュウマイだ、と思っていたら、目の前に出された次の料理はまたも大根餅。その日、中華街でも有名なその店は超満席で、忙しそうに去っていく店員さんに「もう食べましたよ!」とは言えず、結局そのまま食べました。
ところが次の皿が運ばれてくると、またも大根餅ではないですか! でも、今度も店員さんは料理を運ぶと忙しそうに去ってしまいます。ああ、もうどこにどの皿を出したか分からなくなるくらいなんだな…と諦め、それもまた食べました。その後は、予定通りの点心が運ばれてきたのですが、大根餅だけでお腹はパンパン。最後の方は苦しくなるし、別のお客さんのテーブルで、大根餅が来てないところがあったんじゃないかと気になってしまったものです。
さて今回は、そんな(?)大根餅の作り方です。ここでは粉を水で溶く代わりに、すりおろした大根の水分を利用します。素材のもつ水分をうまく利用して、節水しようというわけです。
大根は、おろすとたっぷりの水分が出てきます。これで粉を溶いて、お餅の生地を作ります。片栗粉が大根の水分を吸って、焼くともちっとした食感になります。
お店では、お餅を蒸してから焼いて作るようですが、今回は材料を混ぜてフライパンで焼くだけ。
大根餅というくらいですから、大根で作るのですが、味は、大根が全面に出てきているというよりは、中に入れた具材がそれぞれ調和した、中華風のもっちり食感のお好み焼きといった感じです。











