アップルのタブレット型端末「iPad 2」が好調だ。価格比較サイト大手の「価格.com」によると、2011年4月28日の日本での発売以来、注目度、売り上げともにタブレット端末・PDAのカテゴリーで1位を維持している。米グーグルのAndroid OSを採用したAndroidタブレットや、マイクロソフトのWindows 7を搭載するスレートPCなど、競合商品が次々と登場しているが、同市場でのアップルの優位性は揺るぎないようだ。その人気の理由を価格.comの各種データをまとめた市場調査支援サービス「トレンドサーチ」から探った。

アップル iPad 2
初代のiPadより薄く軽くなったiPad 2。デュアルコアの「Apple A5」を採用することでパフォーマンスも高めた。新機能として2つのカメラを搭載し、Wi-Fi接続時のビデオ電話「FaceTime」をサポートした。価格は、Wi-Fiの16GBモデルが4万4800円、32GBモデルが5万2800円、64GBモデルが6万800円。ホワイトとブラックの2色をラインアップする (画像クリックで拡大)

売り上げは16GB、注目は64GBモデルが首位

 iPad 2は3月25日に日本で発売になる予定だったが、東日本大震災の影響を考慮し、発売を延期。約1カ月遅れでの日本発売となった。行列やお祭り騒ぎを防ぐために、発売前日に発売開始を発表したが、アップルストア銀座の前には朝早くから約400人の行列ができた。注目度の高さは初代iPadやiPhoneに劣っていない。

 価格.comの売り上げランキングの1位はメモリー容量が16GBのWi-Fiモデル(ブラック)。4万4800円と一番安いモデルだ。注目度ランキングの1位は64GBのWi-Fiモデル(ブラック)。新色のホワイトと初代と同じブラックでは、ブラックの方が人気のようだ。

■価格.comの16GBのWi-Fiモデル(ブラック)のランキング推移

価格.comのトレンドサーチから引用
Copyright (c) Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved.(画像クリックで拡大)

3GとWi-Fiのどちらを選ぶか

 iPad 2は、初代iPadよりも薄く、軽くなった本体に2つのカメラやビデオ通話機能「FaceTime」などの新機能を盛り込んだ。本体のサイズは、185.7(W)×241.2(D)×8.8(H)mm、重さはWi-Fiモデルが601g、3Gモデルが613g。iPadよりも33%薄く、約80g軽くなった。Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、音楽再生で最長10時間のバッテリー駆動が可能だ。3Gネットワークでインターネットを利用した場合は最長9時間となる。

 価格.com内の16GBのWi-Fiモデル(ブラック)の口コミ(カカクBBS)では、「3G」というキーワードが多く見られる。iPad 2には3GモデルとWi-Fiモデルがあり、どちらを購入したらよいかを質問している人が多い。カカクBBSは、商品についての使用感や購入情報などを登録ユーザーが書き込んだり、質問などに回答したりできる掲示板だ。月々のランニングコストはかかるが、どこでもネットに接続できる3Gモデルは、iPadと同じようにソフトバンクモバイルが販売する。Wi-Fiモデルは無線LANがなければネットに接続できないが、家や会社など決まった場所で使うことの多い人はWi-Fiモデルの方が経済的だ。モバイルルーターを使えば、Wi-Fiモデルであっても外出先でネットにつなげられる。通信契約を増やしたくない人はモバイルルーターの購入を検討してみるといいだろう。WiMAXなどの高速なものも最近は増えている。

価格.comのトレンドサーチから引用
Copyright (c) Kakaku.com, Inc. All Rights Reserved.(画像クリックで拡大)