2011年4月28日に開催された「スマートフォン2011春」の専門セッションではANALOGTWELVE 取締役の内山英俊氏が登壇し、「マッシュアップAndroidアプリ開発」と題して講演した。

 内山氏は携帯電話(フィーチャーフォン)ビジネスについて、2000年から04年までは「参入できれば儲かった」時期、05年~07年は「SNSブームによる動乱期」と過ぎ、08年からは企業のマーケティング力によって勝ち組と負け組に分かれてきたと述べる。

 一方で、立ち上がったばかりのスマートフォンビジネスは、すでにマーケティング力がものを言う勝負期に来ているという。いかに低コストで集客し、継続的な収益モデルを作るかが重要だと語る。

 そこで重要になるのが、他のWebサービスを組み合わせて新たなサービスを提供する「マッシュアップ」だ。同社は2009年にAndroid向け“待ち合わせアプリ”「待ちぴったん」を提供。アプリの機能のほとんどをマッシュアップで実現し、内部で制作する機能を抑えたことで、低コストかつスピーディーなリリースを実現したという。

 さまざまなWebサービスのAPIを使えることやスピーディーなリリースを実現できることなどから、内山氏はiOSに比べてAndroid OSがマッシュアップに向くと断言。さらにマッシュアップ成功の秘訣として、アプリの勝負所を絞って開発すること、最初から100%ではなく、7割程度の完成度で割り切って素早くリリースすることなどと語った。

(文・写真/安蔵 靖志=IT・家電ジャーナリスト)

●スマートフォン2011春のWebサイト
 http://expo.nikkeibp.co.jp/sma/