東日本大震災以降、食生活にもさまざまな影響が出ている。乳幼児のいる家庭では、水への配慮が必要なこともあるだろう。そして電力消費のハイシーズンを前に、これからは、節電対策も意識したいところだ。水がなくてもできる料理はないか、電力控えめで作れる料理はないか。そんなストレートな疑問を抱いた0歳児を抱える著者が、思い切ったレシピを考案! トマトジュース、牛乳からノンアルコールビールまで、水の代わりにあれこれ使って“おいしい”料理をお試しする! 第6回は「無水鍋の実力」。

今回使ったのはアルミニウム鋳物製の「無水鍋」(生活春秋)内径20cmタイプで9240円(画像クリックで拡大)

 この連載では水を使わないレシピを試してきましたが、今回は、非常時の節水メニューというよりは、水を使わないごちそうメニューになりました。

 昔からありながら、近年また注目を集めるようになった「無水鍋」。これを使うとやさしい味わいの「水のいらない春キャベツのカレー」と「無水鍋の蓋で焼くナン」ができます。ナンも水は使わず、牛乳で小麦粉をこねています。

 休日に普段はキッチンに立たない男性がナンを焼いたら、きっとみんな大喜びだと思います。気心の知れた仲間が集まるホームパーティーで、手作りのナンを焼くなんて、格好いいと思います。また、水を使わないメニューなので、アウトドアで男らしく作る、というのもありです。

 無水鍋は密閉性が高く、素材から出る水分を逃がさないので、素材から出る水分で加熱ができます。分厚いアルミでできたシンプルな形で、たとえば取っ手にプラスチック加工がされているような普通のアルミ鍋のように、コンロの火で溶けたりしないのでとっても使いやすく、お気に入りの鍋です。

 無水鍋で春キャベツのカレーを煮込むと、鍋の熱の伝わり方が早いので、20分ぐらいでできて時短メニューにもなります。カレーが煮えたら、仕込んでいたナンの生地を、蒸し鍋の蓋をフライパン代わりにし、ナンを焼いてみてください。アルミ製の無水鍋であれば、蓋も分厚いので、一度加熱すると高温になり、ナン生地が短時間でにふっくらと焼きあがります。

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