4月26日、大阪の阿倍野・天王寺駅前に東急不動産が運営する大型商業施設「あべのマーケットパーク キューズモール」がオープンする。店舗面積は約6万平米で大阪府下最大規模。イトーヨーカドーを核テナントに254の物販、飲食店などが入居する。

 関西初は33店舗、新業態は19店舗。地権者が運営する「ヴィアあべのウォーク」と合わせて「あべのキューズタウン」と総称され、全体で約1700万人の来場を見込む。うち「キューズモール」の初年度売上目標は約400億円の計画。

 阿倍野・天王寺は、大阪のキタ(梅田周辺)、ミナミ(難波周辺)に次ぐ第3のターミナルエリアで、JR天王寺駅と近鉄阿倍野駅を中心に5駅7路線が乗り入れる。基本商圏人口89万人、1日の平均乗降客数約78万人を誇る、ポテンシャルの高い商業エリアだ。周辺では、近鉄百貨店阿倍野本店が2014年春のグランドオープンに向けて建設工事中で、隣接してフープ、アンド、天王寺ミオなどのファッションビルが立ち並ぶ。「キューズモール」はあべの筋を挟んだ西側の再開発地区に立地。阿倍野・天王寺地区活性化の起爆剤として期待が高まっている。

 「住宅が多いうえ、昼夜間人口比率(常住人口100人当たりの昼間人口の割合)が約130超と高く、居住者、流入客双方の利用が見込めるエリア。そのわりにこれまでは商業施設の数が少なかった」と東急不動産の広報担当者は話す。ただ、キタ、ミナミで百貨店の新築・増床オープンが続き、地域間競争も過熱。そんななか誕生したキューズモールは、既存の商業施設とは一線を画す戦略で顧客獲得をめざしている。

「あべのキューズモール」の場所はあべの筋西側の再開発事業区域の一角。北側に建設中の複合高層ビルとは上空通路でつながる計画(画像クリックで拡大)

1日約78万人が利用する阿倍野・天王寺駅界隈(画像クリックで拡大)

計254店舗が入り、大阪府下最大級の広さを誇る(画像クリックで拡大)