人間誰しも美しく生活したいと思っている。それは見た目だけじゃない。中身から美しくということだ。

 それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラックやバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれるから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。だから楽しくも難しいのである。

 というわけでこの“ビューティフルカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを中心にクルマを語っていこうと思う。

<コンセプト>
主要ワールドプレミア約20台! すでにNYを超えた!?

(画像クリックで拡大)

 「もうコピーショーだなんてバカにできないな…」

 率直な感想である。そう、21日から一般公開されている「オート上海」こと「第14回上海モーターショー」。19日からプレスデーが行われているが、とにかくワールドプレミア(世界初公開)の数がハンパじゃない。

 細かいブランドまで追い切れてないが、主要コンセプトカー&ニューカーをざっと並べてみると、伝統の欧米勢が メルセデス・ベンツ「Aクラスコンセプト」、フォルクスワーゲン「ザ・ビートル」、アウディ「Q3」、アウディ「A3 eトロンコンセプト」、BMW「6シリーズクーペ」、BMW「コンセプトM5」、BMW/ブリリアンス「プラグインハイブリッド」、BMWミニ「インスパイアード・バイ・グッドウッド」、ポルシェ「パナメーラターボS」、シトロエン「DS5」、ボルボ「コンセプトユニバース」、プジョー「SXC」、シボレー「マリブ」、ビュイック「エンビジョン」、MG「コンセプト5」の14台。アジア勢が日産「ティーダ」、日産「コンパクトスポーツコンセプト」、現代「アゼーラ」、現代「エラントラ(Yuedong)」、スバル「インプレッサXV」に、中国車の日産プロデュース車、啓辰(ヴェヌーシア)「コンセプト」、長安汽車「ヴィオス」、中国一汽「X」、中国一汽「B9コンセプト」、中国一汽「T102」の10台があり、合計すると25台!となる。中国車はワールドプレミアと言ってもほとんど世界展開はされないのでのぞくとざっと20台ぐらいだが、それでも相当な台数だ。