最近は、薄型テレビやBDレコーダーのインテリジェント化が進んでいる。「動画性能向上」や「コントラスト性」「色再現性」などの表現力競争も一段落し、「HDD録画機能」も全メーカーが取り入れたことで差異化要因ではなくなりつつある。続いての差異化戦略として各社が力を入れ始めているのが「ネットワーク機能」というわけだ。

 アクトビラ ビデオ・フルやYouTubeなどの動画配信サービス、SkypeやTwitterなどのコミュニケーションサービスほかさまざまなネットワーク機能があるが、今回はデジタル機器同士で動画や画像、音声などを配信できる「DLNA」機能を紹介したいと思う。

家電製品がネットワークでつながる「DLNA」

 DLNAとは「Digital Living Network Alliance」の略で、家電製品やパソコン・周辺機器、モバイル機器などを製造する国内外250以上のメーカーが集まる業界団体だ。これらのデジタル機器同士をネットワーク経由で接続し、動画や音声、画像などを相互に再生するための「DLNAガイドライン」と呼ばれる業界標準を制定している。DLNAから機器認証を受けて「DLNAロゴ」を取得した製品は相互接続が可能となっている。

 機器によって対応するメディア(映像、画像、音声)は異なるが、DLNA対応のテレビやBDレコーダーなら「リビングのBDレコーダーで録画した番組を書斎のテレビで再生する」といったことが可能になる。

 一部の家電メーカーはDLNA機能をそれぞれ独自の呼び名で呼んでいる。例えばソニーは「ソニールームリンク」、パナソニックは「お部屋ジャンプリンク」、シャープは「AQUOSファミリンク」の「ホームネットワーク機能」といった具合だ。それぞれがすべてのDLNA機能に対応しているわけではないのだが、基本的には同じものだと思ってもらっていい。

ソニーの「ソニールームリンク」情報ページ(画像クリックで拡大)

パナソニックの「お部屋ジャンプリンク」情報ページ(画像クリックで拡大)