売り上げの一部はNPO法人の自然保護団体に寄付、インドネシア・ボルネオの森林保護に役立てられる(画像クリックで拡大)

 毎日ポストに届く多くの郵便物。その封筒のほとんどが一度の使用だけで使い捨てされるのが常だ。そこで「もったいない。繰り返し使えないのか?」という発想から開発され、話題になっているのが「エコ封筒 バトンメール」だ。

 素材には、一般的なクリアファイルと同じ厚さ0.2mmの半透明ポリプロピレンを使用。切手・消印用の窓がついていて、中身の用紙へ宛名・差出人を印刷すると同時に切手も張れば、消印も中身に押され封筒自体には何も跡が残らない仕組み。受け取った人は中身だけを入れ替えて、同じ要領でそのまま返信でき、繰り返し封筒として使えるというわけだ。現在はアンケートや株主総会招集通知など、送った相手からの返信が必要な場合や、支店や支社間などの決まった相手とのやり取りに使用されることが多いそう。

 「普通郵便として扱われる重さ、メール便のシールが張れる窓のサイズなど耐久性との兼ね合いで、開発には苦労しました」というのはeco-be(福岡市博多区)の吉原丈巨さん。価格は10枚525円(※期間限定ロット)から。100枚で3150円、1000枚で2万5200円と、まとめ買いすればリーズナブルに。一見、割高に思うが、12往復、24回の郵送テストをクリアしていることを考えれば、結果的にはコストダウンできそうだ。また、劣化した封筒100枚を、同社に郵送すると新品5枚と交換してくれるという。

 発売3カ月ですでに1万3000枚を販売、販売社数は当初予想の倍以上に達した。現在の納入先は地元中小企業がメーンだが、数多いメディア紹介の影響を受けて千葉や岡山、さらには北海道といった遠方からの注文もあるという。販売前は通信教育添削やDVD返却の用途を想定していたが、書類のやりとりが多い人材派遣会社や介護業界からも声がかかり、予想以上に広範囲での需要が見込めそうとのこと。「大きいサイズが欲しい」「販促ツールに使いたい」などのリクエストもあり、今後、用途・サイズのバリエーションや使い易さの可能性が広がれば、売れ行きはますます伸びていくに違いない。

(文/梶 里佳子)