昨年後半から今年にかけて、約6億人のユーザーを抱える世界最大のSNS「Facebook」への関心が高まっている。世界の大半の国で圧倒的なシェアを獲得しており、日本でもユーザーが300万人を超えたとされるが、大半の人が実名で登録するなど従来のネットサービスとは異なる面もあり、「ツイッターやミクシィを超える存在になる」「いや日本人には合わない」など、賛否両論の意見が飛び交っている状況だ。

 そこで日経トレンディネットのコミュニティサイト「300万人編集会議」では、「Facebookはツイッターを超えるか?」と題した会議室をこのほどオープンした。ここではFacebookの使い方から「本当に流行るのか」という点まで、Facebookにまつわるさまざまなテーマで意見交換が行われる。

 この会議室で議論のリーダー役「特命デスク」を務めるのは、2001年にコミュニティサイト「関心空間」を創設するなど、黎明期からネットのコミュニティをウォッチしてきたクォンタムアイディの前田邦宏氏。議論の口火を切るべく、前田氏が現状でFacebookをどう見ているのか、話を聞いた。

前田邦宏(まえだ・くにひろ)
株式会社クォンタムアイディ代表取締役。株式会社関心空間ファウンダー。東京大学大学院情報学環客員研究員。玉川大学経営学部国際経営学科非常勤講師。eマーケティング協会理事。ウェブ草創期から「見えない関係性の可視化」をテーマにネット上での人と人とのつながりをデザインし、2001年にその活動を発展させたコミュニティサイト『関心空間』を立ち上げる。主な受賞に、グッドデザイン賞新領域部門入賞、日本広告主協会Webクリエーションアウォード Web人賞