2010年夏の猛暑の影響で、今年は花粉の当たり年といわれている。スギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期は関東・甲信地方では例年よりもやや早い2月上旬で、飛散量は昨年の2~10倍に。近畿や東海地方の一部では10倍以上になるとも予測されているので、早めの花粉対策が必要だ。

 花粉症対策家電としては「空気清浄機」が一番に挙げられるが、2009-2010年の秋冬は新型インフルエンザの流行もあって除菌機能に注目が集まり、“除菌合戦”の様相を呈していた。それに対して2010年-2011年モデルでは、空気清浄機の本質ともいえる「集じん機能」が見直されている。短時間で効率的に室内の空気をたっぷりと吸い込み、本体のフィルターでこし取ってきれいな空気を送り出すという原点に立ちかえっている印象だ。これは、花粉症対策としても心強い。

 また、花粉対策に限らず、空気清浄機は帰宅後の数時間だけでなく、終日運転させて室内に舞い上がったチリやホコリをしっかりと集じんすることが重要。だが、電気代を心配してか、なかなか徹底されていないのが現状のようだ。2011年モデルでは、省エネ性を高めたり、エコモード運転などを取り入れたりすることで終日運転させ、より効果的に使えるようになっている点にも注目したい。

 もう一点、最近の空気清浄機は加湿機能付きのものが主流になっているが、ノドや肌などを乾燥から守り、ウイルスの活動を抑制する以外に、静電気が起きづらくなるため、衣類や家具、カーテンなどに花粉が付きにくくなる利点もある。鼻の粘膜を保護し、花粉症の症状をやわらげる効果もあるので、上手に利用したいところだ。

 次ページからは、加湿機能付き空気清浄機を中心に、各社の最新モデルを紹介する。