CES2011が開幕する直前まで、「今年の目玉はタブレット端末」と言われていた。しかしふたを開けてみると、むしろテレビ関連の展示の方が目立つ。特に主要会場のCentral Hallを歩いてみると、至るところ「3D TV」や「Smart TV」などを冠したブースが目白押しである。確かにタブレットは100機種以上と出品数こそ多いものの、多過ぎるせいもあって意外に目立たない。それよりも、日本や韓国の主要メーカーが今年、前面に押し出しているのは、明らかに次世代テレビの方だ。
このテレビという商品は、今後の家電・IT製品の進化における分水嶺になりそうだ。一つの進化の方向性としては、「家電とインターネットの接続」である。ここ数年の業界情勢を整理すると、まず最初のネット接続端末としてスマートフォン(携帯電話にネットが接続したもの)が普及し、その後にアイパッドやアンドロイド搭載のタブレットが登場。これに続くものとして、業界関係者の間で期待されているのがテレビだ。
SamsungやLGなど韓国メーカーは明らかに、この方向性を指向している。彼らはインターネットに接続して各種アプリをダウンロードできる「Smart TV」を盛んにデモする。また、これにとどまらず、冷蔵庫やエアコンのような白物家電までもインターネットに接続し、これら全体を「Smart CE(賢い家電製品)」と称して、巨大ブースに所狭しと展示している。











