本連載の記念すべき第1回に登場した中国の周辺機器ブランド、愛国者(aigo)。あれから4年、愛国者製品が人気という話は聞かないが、それでもまだまだ健在で、ユニークな新製品を次々と世に送り出している。

結婚記念に陶器製デジカメはいかが?

 いかにも中国的なネーミングと言おうか、「愛国者(aigo)」という名前の周辺機器ブランドがある(企業名は北京華旗資訊数碼科技有限公司)。愛国者は、省都クラスの電脳街なら専門店があるほどの有名ブランドで、4年前に始まった当連載の第1回では、同ブランドのデジカメを紹介した。

電脳街の愛国者のショップ。同ブランドの製品は、売れ筋にこそならないものの、ユニークなものが多い(画像クリックで拡大)

 実のところ、中国のデジカメ市場では日本製品の人気が高く、中国メーカーはほぼ撤退という状況。そんな中、愛国者が投入したデジカメのひとつに、陶磁器とコラボした「哥窯」シリーズがある。関連製品として陶器製のデジタルフォトスタンドや電子ブックリーダーなどもラインアップされており、記念品的ポジションを獲得しているようだ。

 ゴルフコンペの景品ならともかく、結婚記念にデジカメ(しかも陶器製)は意外すぎるが、鳳凰光学(Phenix)が香港返還記念として発売した「鳳凰205特殊記念カメラ」の例もあるので、愛国者が冒険に出たというわけでもない。

ボディーに陶器を採用した「F210」。1253万画素、光学3倍ズームというスペックながら価格は6999元と、日本円にして10万円近い(画像クリックで拡大)

陶器製のデジタルフォトスタンド「DPF862」。価格は2666元(約3万3000円)なり(画像クリックで拡大)

金色に輝くボディーが目にまぶしい「鳳凰205特殊記念カメラ」は限定100台のリリース。もちろん、要フィルム(画像クリックで拡大)

 余談だが、愛国者は数年前に「デジタル一眼をリリースする」と発表したにもかかわらず、なぜか未だにリリースしていない。過去には海欧照相機(SEAGULL)鳳凰光学(Phenix)などのカメラメーカー数社がフィルム式の一眼レフカメラをリリースしたことがあるので、単に技術力の問題ではないはず。愛国者ブランドのデジタル一眼が登場する日は来るのだろうか。