ちまたでは「テレビがつまらなくなった」と言われるようになった。BRO(放送倫理・番組向上機構)が設立されたおかげで、確かに子どもにも安心して見せられるようになった。だが一方でテレビ局の自主規制が厳しくなり、危なっかしかった昭和の雰囲気は、いつの間にか遠くに消え去ってしまったように思う。

 ここ1~2年で、BDレコーダーの機能はめざましく向上した。見たい番組を録画するだけでなく、キーワードやユーザーの趣味趣向の分析によって自動録画したりと、新たな番組に出合える仕掛けはブラッシュアップされている。だが「録画したいコンテンツがない」というユーザーも少なくないのではないだろうか。

 そういった“脱・テレビ”ユーザーに支持を得ているのが「YouTube」をはじめとする動画投稿サイトだ。テレビやレコーダーでもYouTube対応機が増えており、今後はより多くのモデルが搭載してくることだろう。

 今回紹介するアイ・オー・データ機器の「RockTube(ロックチューブ)」は、YouTube再生機能をテレビ周辺機器として実現したものだ。通常の製品サポートを提供しない代わりに、価格を抑えた「挑戦者」ブランドで提供する製品だ。その使い勝手はどうなのか、試してみることにした。

アイ・オー・データ機器が直販サイト「アイオープラザ」で2010年9月に発売した「RockTube(ロックチューブ)」(画像クリックで拡大)

 RockTubeはその名が示している通り、「YouTubeを再生するためのAV機器」だ。家電量販店などでの市販はなく、アイ・オー・データ機器の直販サイト「アイオープラザ」での販売のみとなっている。製品サポートは2週間以内の初期不良交換のみで、使用方法などに関するサポートは行わないという。

 ちなみにRockTubeの直販価格は9800円。YouTube再生だけのために購入するには高いように思えるかもしれないが、「メディアプレーヤー」としての機能も備えているので、実は結構お買い得だ(ただし製品サポートがないことだけは留意しておきたい)。

 メディアプレーヤー機能とは、動画や音楽、写真などを再生する機能のこと。USB端子に接続したUSBメモリーや外付けHDDの中にある動画・楽曲・画像ファイルを再生し、大画面テレビで楽しめるというもの。以前に紹介したバッファローの「LinkTheaterシリーズ」などにも搭載されている機能である。

 そのあたりの機能はおいおい紹介するとして、まずは本体の外観から見ていこう。