役所広司と佐藤浩市の共演でも話題の『最後の忠臣蔵』が公開される。吉良上野介を仇討したその後の浪士の姿を描いたのがこの映画だ。

 江戸城内・松の廊下にて吉良上野介に対する刀傷沙汰を起こしたかどで、切腹を命じられた赤穂藩主・浅野内匠頭。そんな主君の無念を晴らそうと、大石内蔵助率いる四十七士が吉良邸に討ち入り。見事に吉良の首を取り、仇討ちに成功する姿を綴った『忠臣蔵』は、これまでに幾度となく映画化されてきた“忠義”の物語だ。

 だが、この物語には続きがあった。彼ら浪士のなかに、その後も生き延びた2人の侍がいたからだ。

 1人は討ち入り後に、みんなと一緒に切腹することを許されず、生きて討ち入りの真実を後世に伝え、浪士たちの家族の面倒を見ることを大石から命じられた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)。そしてもう1人は、討ち入り前夜に姿を消した瀬尾孫左衛門(役所広司)。この2人の姿を通じて、主君に仕える武士の見事なまでの生き様を綴った映画が、池宮彰一郎の同名原作を映画化した『最後の忠臣蔵』だ。

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