教室の開催日は、水曜日と土曜日の週2回。参加者は30~40代が中心で、女性の参加者の方が多いという。参加費は材料込みで、溶接体験教室全1回が5000円、溶接教室全4回が1万5000円(画像クリックで拡大)

 「溶接」と言う言葉を聞くと、頭に浮かぶのは工事現場や工場などのイメージ。ところが、そんな溶接を日曜大工気分で手軽に楽しめる「溶接教室」が今年から開かれ、人気を集めている。それが、神奈川県鎌倉市にある「Fe☆NEEDS WELDERS POINT」だ。

 教室と言っても、難しい課題や講義があるわけではない。参加者は、まず溶接器具の使い方について講習を受ける。そのあと、教室が用意した鉄板や鉄の棒などの材料を使って、鉄製のキャンドルスタンドや傘立て、椅子など、自分の作りたいものを自由に作ることができる。技術的な相談や、どうしてもできない部分に関しては、教室のスタッフがサポートをしてくれる。そのため、誰でも簡単に自分だけの製品を生み出すことが可能だ。

 教室を開き出したのは今年の3月から。開催以降は着々と参加者数は増え、現在は月2回開催の教室に、60人以上の参加者が集まる人気を見せている。予約も10月の段階ですでに2カ月先まで埋まっており、現在は開催する教室を増やすことも検討しているほどの勢いだという。

 「溶接は木工などと違い、間違ってつけたものをすぐに修正できるため、自分のイメージにより近いものを作ることができます。また、きれいに溶接することは難しいですが、その分達成感も大きい。腕の上達が形となって実感できるところにも、魅力を感じる人が多いのではないでしょうか」(Fe☆NEEDS広報担当、市川るりさん)。

 教室は、全1回の「溶接体験教室」と、全4回の「溶接教室」の2つのコースから選べる。人気が高いのは、手軽な体験教室。だが、1回の教室は約2時間と長めであるため、体験教室だけでもかなり本格的な作品を完成させることができる。

 「最初は飛び散る火花に少し驚くかもしれませんが、慣れてくればやみつきになりますよ」(同)。実際に、体験教室から始めてリピーターになる人も多いのだとか。「作る喜び」を丸ごと味わえるこの教室の躍進は、まだ止まりそうにない。

(文/森石豊=Office Ti+)