日経トレンディ

 この記事は2010年10月4日発売の「日経トレンディ11月号」から転載したものです。情報は基本的に発売時点のものとなります。

 ちゃんぽんやたこ焼きなど、今までなかった新ジャンルのドライブスルー併設店が続々と誕生している。

 長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」は8月、首都圏初となるドライブスルー併設店「井の頭通り宮前店」(東京都杉並区)をオープンした。6~7月に九州で先行して導入した「佐世保大野店」(長崎県佐世保市)と「福岡諸岡店」(福岡市博多区)では、7月の売り上げが前年比約140%と増加。ドライブスルーの導入が売り上げアップに直結している。「雨天時や小さな子供を連れているときにも、クルマから出ずに購入できる利便性が受けているようだ」(リンガーハット)と分析する。

 では、ちゃんぽんのドライブスルーとはどんなものか。体験してみた。

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 メニューはデザートを除く大半が注文可能。ちゃんぽんと皿うどんを注文したところ、紙の容器に入った商品が、ドライブスルー専用に開発されたというペーパートレーにセットされて出てきた。容器は底が深いので、車内でも汁がこぼれることはなかった。

 ただ、注意したいのが価格。ドライブスルーメニューは、通常のテイクアウトの場合と同じで、容器代としてちゃんぽん、皿うどんは30円、ギョーザやチャーハンは10円プラスされている。

 また、注文システムは“アナログ”という印象。マイクなどは使わず、1つの窓口で注文・会計・受け渡しを行っている。行列ができると店員が外に出てきて、順番待ちのクルマに注文を直接聞いていたのには驚いた。

リンガーハット

珍しいめん類のドライブスルー
システムは平凡だが容器に工夫

 今年6月と7月に九州にある2店舗をドライブスルー併設店に改装。8月には首都圏初の併設店を東京・杉並にオープンした。九州の2店では1日平均40台の利用があり、売り上げ増加に大きく貢献しているという。杉並は1日平均50台の利用がある。将来的には全国で100店舗の展開を目指している。

ドライブスルー専用のペーパートレーで安定性を高めている(画像クリックで拡大)

ちゃんぽんと皿うどん。皿うどんはあんとめんが別盛りになっていた(画像クリックで拡大)

行列待ちのクルマに店員が寄っていきオーダーを受けていた(画像クリックで拡大)

注文・会計・受け渡しを1カ所で行う(画像クリックで拡大)