Q4 :子どもは接種したけど、親はしなくていい?

 予防接種には、個人としての感染予防と、集団としての流行予防という、2つの意味があります。

 予防接種の感染予防効果は高くないため、子どもがインフルエンザワクチン接種を受けていても、家庭内に感染者がいたら、感染して発病する可能性が高くなります。

 逆に、子どもが感染して、親にうつすこともあります。この場合、不顕性感染といって、感染しても症状が出ない場合があり、「うつっていないから」と、職場に持ち込んでしまう可能性があります。

 インフルエンザを発病して1週間程度休む経済的損失は、単純に計算しただけで、年収400万円のサラリーマンで8万円にもなります。プラス、要らぬ苦痛を味わい、医療費を払うことになるのです。ワクチン接種費用は、居酒屋で1回飲み食いした程度で済みます。リスクヘッジとして、インフルエンザワクチン接種は受ける価値が大きいと思いますが、いかがでしょうか?

(文/久住英二〈ナビタスクリニック立川 院長〉)