連載第3回では「日本のワクチン開発事情」について、なぜ後進国といわれているのか、欧米事情などにも触れながら解説してもらった。第4回は毎年、冬になると猛威を振るう「インフルエンザ」のワクチンについて、山形大学医学部附属病院・森兼啓太氏に解説してもらう。

 連載第4回は「インフルエンザワクチン」について。

 10月に入り、今年のインフルエンザへの備えについて、各メディアでも報道されるようになった。

 とはいえ、インフルエンザがこれほどまでに大きく報道されるようになってからは、まだ10年もたっていないような印象もある。それ以前は風邪の一種としてあまり大きく取り上げられなかったのではないだろうか。

 ではなぜインフルエンザは脅威ととらえられるようになったのか。風邪とはどこが違うのだろうか。あるいはワクチンで“治せる”ものなのか。

 誰もがかかる可能性の高い病気だけに、本当に必要な、正しい知識をもって、シーズンに備えておくべきではないだろうか。


Q1 インフルエンザってどんな病気? 風邪とどう違うの?

Q2 インフルエンザは寝て治す? 薬で治す?

Q3 インフルエンザはワクチンで防げるの?

Q4 ワクチンは自分のために打つの?

Q5 去年、新型インフルエンザでワクチンが足りなくなったのはなぜ?