(文・写真/温井 ちまき=トレンド・ジャーナリスト)

 大量の商品をパレットごと積み上げた、倉庫のような店舗。そこを巨大なショッピングカートを押しながら歩き回り、巨大なパッケージの商品をどんどんカートに入れていく。レジでは1度に数百ドル払うのが当たり前で、最後は商品と家族全員とでぎゅうぎゅう詰めになった車で帰っていく──米国の会員制の倉庫型ホールセール(卸売)店では、毎日こんな光景が繰り広げられている。

 日本でも、「コストコホールセール」が店舗を増やしているほか、ドン・キホーテが10月1日、会員制ホールセールの店舗「ダブルアール」を大阪府岸和田市にオープンするなど、この形態の店が発展中だ。

 コストコの日本での会員数は、すでに100万人を突破していると聞く。とはいえ、米国発の会員制倉庫型ホールセール店は、やはり“大量購入”を迫られるようで、足を踏み入れていない、という人もまだまだいるだろう。

 そもそも、アメリカでどう評価されているのか。なぜ、人が集まるのか。案外知られていないのではないだろうか。今後、日本で大きく展開されることを踏まえ、筆者が会員になっているコストコを例に、アメリカでの現在のホールセール店の魅力と使い道を改めてお伝えしよう。

コストコホールセール店入り口(画像クリックで拡大)

ドン・キホーテの倉庫型ホールセール店の名称「ダブルアール(WR)」は、「W=Wholesale」、「R=Revolution」の2文字から。ディスカウント・ストアではなく、ファッションからスポーツ用品、インテリア、生活雑貨、家庭用品、ジュエリーや時計、インポート雑貨など、定番品から最先端のデザインまで、約12万点のアイテムを取り揃え、“会員登録”した顧客にだけ約3~4割程度、お得な卸売り価格に近い“会員価格”で商品を提供する。