前回の記事で「バッファローのデジタルチューナーを紹介する」と書いたが、今回は緊急企画として「PlayStation 3」の魅力に迫っていきたい。

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2010年9月21日、PlayStation 3(PS3)用システムソフトウエア・バージョン3.50を公開した。同社は割と頻繁にシステムをバージョンアップしているのだが、今回はAVファン、特に3Dテレビユーザーにとって見逃せない機能が搭載された。それは待ちに待った「Blu-ray 3Dコンテンツの3D再生」機能だ。

テストに用いた初代PS3の60GBモデル「CECHA00」(画像クリックで拡大)

 PlayStationシリーズがデジタルAVの世界に与えたインパクトは大きい。2000年3月に発売されたPlayStation 2はDVDドライブを搭載し、当時出始めたDVDを再生できるプレーヤーとして普及に貢献した。PS3は立ち上がりに伸び悩んだこともあって、当時出始めたBlu-ray Discの普及にそれほど貢献したとは言えない。

 だが2010年6月末の時点でPS3の累計出荷台数は全世界で約3570万台に達している。Blu-ray 3Dの再生に対応したことで、世界中の約3570万台以上のPS3で3Dコンテンツを存分に楽しめるようになったわけだ。

 そこで、実際にPS3をアップデートして試してみることにした。

■従来のBDプレーヤー・レコーダーでもBlu-ray 3Dコンテンツは再生可能!

 ここで一言断っておきたいのだが、PS3で3DゲームやBlu-ray 3Dコンテンツを3Dで楽しむ場合には、ソニーの「3D BRAVIAシリーズ」をはじめとする3D対応テレビが必要になる。現在ではパナソニック「3D VIERAシリーズ」、シャープ「AQUOS クアトロン3Dシリーズ」、東芝「REGZAシリーズ」が3Dに対応しており、三菱電機「REALシリーズ」やLGエレクトロニクス「INFINIAシリーズ」なども3D対応モデルの発売を控えている状況だ。

 ただし、BD-ROMの新規格「Blu-ray 3D」は従来のBD-ROMに対する下位互換性を保持しており、従来の3D非対応BDプレーヤー・レコーダーでもBlu-ray 3Dコンテンツを再生できる(ただし2D映像になる)。「近いうちに3D対応テレビが欲しい」と思っているPS3ユーザーなら、3D対応タイトルを購入しておいても損はないということだけ覚えておいてほしい。

9月17日に発売された「モンスターハウス IN 3D」と「くもりときどきミートボール IN 3D」。どちらも3D非対応のBDプレーヤー・レコーダーでも再生できる(画像クリックで拡大)